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1.正月・年始廻り 2.鏡開き
3.初釜
4.歌会始め 5.七草の節句 6.小正月・成人式
7.二十日正月 8.節分 9.バレンタインデー
10.桃の節句 11.春、秋の彼岸 12.入学、入園
13.花祭 14.十三詣
15.端午の節句 16.母の日、父の日
17.菓子の日 18.夏越しの祓 19.七夕
20.土用 21.暑中見舞い・お中元 22.八朔
23.盂蘭盆会 24.地蔵盆 25.重陽の節句、
26.仲秋の名月 27.炉開き
28.七・五・三 29.お火焚
30.成道会 31.事始め 32.歳暮
33.クリスマス
梅=有平糖 はね毛=餡平
台=落雁 道=ザラメ糖
成道とは、悟りを開くことで、12月8日は釈尊が成道された日と云われている。
京都の禅宗五山では毎年12月になると同時に8日まで、釈迦にあやかり、不眠不休の大接心を行う。座禅を組んだまま、木枯らしに吹かれ一睡もせず修行する雲水の姿を想像するだけでも在家の人間でよかったと感じないだろうか。12月8日の事を別名臘月8日といい、禅宗ではこの期間の接心を「臘八」と呼んでいる。
この日、臘八粥といって粥に昆布・串柿・菜などを入れたものを食べる。これを五味粥ともいう。寺によっては茶粥や甘酒などが出される。
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金閣=いらこ 石=有平糖
すすき=氷餅 葉=餡平
正月の行事は1月になってから始まるものではなく年の暮れからかかるものである。
宮中の媒払いの行事にある様に、新年に際して、神を迎えるのにその祭場である家屋を清めたものである。この日に忌事的な祭をする日であったものを、正月の祝い事と解した。江戸時代、幕府はこの日から正月の準備を始めた。
京都では、12月13日になると、分家から本家へ、弟子から師匠へと、それぞれの名前を書いた鏡餅を持参し、祝儀を述べ、もらった方では、それを玄関にずらっと並べる習慣が残っている。日頃世話になっている方や仲人、親戚等へ、一年のお礼に贈るお歳暮も事始め頃から始められる。
<試餅 鏡餅>
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つくばえ・紅葉・ひしゃく=餡平
岩=カルメラ
年の暮の贈物。おおむね12月の20日頃から28日頃までの間に贈答がかわされる。いまでは日用品や商品券などもお歳暮として贈られるが、もとは塩ザケ、塩ブリ、するめなどの魚類、米や餅などの食品が主であった。盆に、麺類などの食品や日用品を贈答することは広く行われ、都会では中元という言葉に統一される傾向があるが、これを<盆せいぼ><7月のせいぼ>などと言うのは歳暮の名を盆の場合に転用したものである。
お菓子も歳暮として重宝な存在であるが、目前に正月が控えている事もあり、日持ちのする菓子は好適品。とりわけ、御題や干支、新春をデザインしたお菓子が喜ばれる。
<干菓子 煎餅 吹き寄せ 羊羹>
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写真は、京菓子協同組合青年部美味創心より掲載。
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